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60周年カウントダウン 建設初期段階から携わった「大阪モノレール」

建設初期段階から携わった「大阪モノレール」

大阪モノレール線=本線と、国際文化公園都市線=彩都線の2路線から構成されている大阪モノレール。約28㎞にわたる累計路線距離は、モノレールとしては国内最長を誇ります。


大阪都市圏は大阪市を中心として市街地が広がっており、公共交通網も放射状に開発されているため一極集中型の都市構造となっています。そのため都心部では過度な交通集中、大阪市周辺部では市街地の拡大による公共交通サービスの不足など様々な弊害が生じていました。そこでこの問題を緩和すべく、既存鉄道と有機的に結節する環状鉄軌道整備の提案がなされ、大阪府による多角的な調査検討の結果、都市モノレールの建設が決定されました。

当社は1982年の建設初期段階から5区間と車両基地・駅舎の計画・設計業務を行いました。1990年の開業以降も、延伸区間の駅舎(阪大病院前、万博記念公園、沢良宜、摂津)の建築や土木詳細設計を行うほか、クリーンエネルギー導入に向け、一部駅舎や連絡デッキ、関連施設などに駅舎使用電力量の低減や温室効果ガス排出量削減を目的とした太陽光パネルの設置検討を行いました。また2017年には延伸区間に計画された鋼桁区間において、許認可申請に向けた鋼軌道桁、モノレール橋、分岐桁などの基本設計を実施。現在もその内の一部の鋼軌道桁詳細設計を執行しています。

2029年開業を目標に、更に約9㎞の南伸事業が進められている大阪モノレール。延伸部沿線では大規模な開発も予定されており、今後の更なる発展に大きな期待が寄せられています。



場所:大阪府

業務期間:1982~1986年、19891997年、20062007年、20172022



60周年まであと328日(2022年3月7日公開)

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