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60周年カウントダウン 県内初の公共関与による産業廃棄物処理施設「島根(出雲)地区特定産業廃棄物処理施設(最終処分場)」

県内初の公共関与による産業廃棄物処理施設
「島根(出雲)地区特定産業廃棄物処理施設(最終処分場)」

「神話の國 出雲」として知られる島根県出雲市。出雲大社をはじめとする数々の歴史・文化遺産と豊かな自然に恵まれ、農林漁業だけでなく、山陰地方有数の工業拠点として商業集積も進み、各産業が盛んな地域です。


日々の暮らしや産業発展に伴い排出される廃棄物は「一般廃棄物」と「産業廃棄物」に大別され、私たちが家庭生活で排出する「一般廃棄物」は所管する自治体が収集・運搬し処理・処分されますが、事業活動に伴い排出される「産業廃棄物」は自治体では受け入れられず、事業者自らに処理責任があります。

本業務では、この「産業廃棄物」の適正処理を行うことにより、地域社会の健全な発展および地球環境保全、自然環境保護に寄与するため、島根県内で初めての公共関与による産業廃棄物処理施設(最終処分場)の実施設計を行いました。環境アセスメント・測量・地質調査・基本設計のほか、本施設に関する水処理施設および管理施設の設計、さらに施設の維持管理計画や、学識経験者を含めた委員会審議の下、環境管理計画を策定しました。

2002年に完成した最終処分場は「クリーンパークいずも」と命名され、島根県全域から産業廃棄物を受け入れ、地域住民から信頼される処理場の管理運営が行われています。また県内外から施設見学者を受け入れ、環境保全活動や産業廃棄物適正処理の普及啓発に積極的に取り組んでいるそうです。サスティナブルな未来のために、私たちが普段捨てているゴミのその後について、目を向けるきっかけになればと願います。



場所:島根県出雲市

業務期間:1993~2002



60周年まであと293日(2022年4月11日公開)

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