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東京都には、東京湾の平均潮位よりも低い位置にある「ゼロメートル地帯」と呼ばれる場所があり、多くの人々が生活をしています。荒川下流部周辺市域もそれにあたり、洪水による壊滅的な被害から首都圏を守るため、大きな洪水が発生しても「壊れない」堤防として、荒川下流スーパー堤防の整備が進められています。
スーパー堤防とは、堤防の高さの30倍の幅に盛土をし、その上に街や住宅を再建設して地域ごと堤防とする取り組みで、洪水や地震による液状化に強いのが特徴です。
当社は、荒川下流の高規格堤防(スーパー堤防・両岸)に関わる事業計画の検討、設計業務を行いました。1981年の予備調査からスタートし、マスタープランの作成、スーパー堤防の基本構造検討、事業費のコスト分析、早期着工可能候補地の選定などを行い、草分け的な段階から具体的な整備計画立案、設計の段階へと一貫した業務を執行しました。
洪水や地震が多い日本に住む私たちにとって、災害に強いまちづくりは非常に重要です。大切な人との日常を守り続けるために、自分が住んでいる地域の防災について、家族や周りの友人と話をする機会を設けてみませんか。
場所:東京都江戸川区
業務期間:1981~1993年
60周年まであと237日(2022年6月6日公開)
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