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世界に先駆けたプロジェクト「横浜ブルーカーボン」

世界に先駆けたプロジェクト「横浜ブルーカーボン」

脱炭素社会の早期実現に向けて積極的に取り組む横浜市では、いち早くブルーカーボン(※)のポテンシャルに着目し、ブルーカーボンを活用したプロジェクトを2011年に開始しました。
当社は、その「横浜ブルーカーボン」プロジェクトのコンサルティングに、開始当初より携わってきました。当時は前例のない取り組みで、「ブルーカーボン」という概念そのものが浸透しておらず、地域や関係者の理解や合意をいただくことも一筋縄ではいきませんでしたが、実証試験や有識者との議論を重ね、効果を検証しながら事業化を進めていきました。2014年には、世界的に例のないブルーカーボンを対象とした「横浜ブルーカーボン・オフセット制度」の運用を開始しました。本制度は、ブルーカーボンによるCO₂吸収量の増大および排出量の削減効果を、取引可能なクレジットとして認証し、そのクレジットの売買を行うことで、海の環境活動のさらなる推進を目指すものです。
2022年には、国の認可を受けたジャパンブルーエコノミー技術研究組合(JBE)が、この横浜市独自制度の内容を概ね踏襲した「Jブルークレジット制度」の試行事業を開始し、その事業や活動は全国にも広がりを見せています。さらに、カーボンニュートラルの早期達成を目指す海外大手企業によるブルーカーボン事業への参入も加速しています。

世界第6位の海岸線延長(約35,000km)を持つ日本には高いポテンシャルがあり、2030年にはブルーカーボン生態系によるCO₂吸収量は最大で日本全体の20%を占めるという試算もされています。
世界に先駆けて構築した技術やノウハウを、日本はもとより世界のスタンダードとなるよう、当社はこれからもまい進していきます。

※ブルーカーボン:海域に生育する海草(アマモ)や海藻などの生物により吸収・隔離される炭素のことで、2009年に国連環境計画(UNEP)報告書で命名


場所:神奈川県横浜市

期間:2011年~


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