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2022年06月08日
八千代エンジニヤリング株式会社(本店:東京都台東区、代表取締役社長執行役員:出水重光)は、昨年度に引き続き、浜松市が実施する令和4年度Hamamatsu ORI-Project(浜松市データ連携基盤活用モデル事例創出事業)の取り組み事業者に採択されました。
弊社のサービスであるごみ輸送量計測ソフトウェア「RIAD(River Image Analysis for Debris transport)」を活用し、今まで実態が明らかではなかった河川を流れる人工系ごみのモニタリングを実施して、ごみの⾒える化の検討を行います。そのうえで、ごみ削減に向けた対策に繋げるための検討を行うものです。
・背景とプロジェクトの概要・
海洋プラスチック問題は世界的な環境問題です。プラスチックごみの⼤部分は陸域から河川経由で排出されていることが多くの研究により知られていますが、どの河川からどの程度、ごみが流出しているかの実態は解明されておらず、ごみ削減に向けた対策の検討が困難な状況にあります。
本プロジェクトでは、RIADを活用して河川から海に流出するプラスチックごみを計測し、ごみ輸送量などの解析データを都市OS(データ連携基盤)に載せることでごみの流出実態を見える化し、地域特性データを踏まえた検討を行うことで、効果的なごみの漏洩対策や清掃活動の促進に繋げていくことを目指します。
本プロジェクトの推進により、散乱ごみや不法投棄の削減を促進し、ごみの無い地域の創出、海洋プラスチック問題の解決に貢献していきます。
本プロジェクトの概念図
・RIAD(River Image Analysis for Debris transport)とは・
川ごみ輸送量計測ソフトウェア「RIAD」は、東京理科大学理工学部土木工学科・二瓶泰雄教授と片岡智哉助教(現 愛媛大学准教授)の研究成果で、陸域起源、主に河川を流れるプラスチックなどの浮遊ごみ(川ごみ)を水表面の動画を分析することで把握できるシステムです。
RIADの詳細はこちら
https://www.yachiyo-eng.co.jp/government/pickup/RIAD/
・Hamamatsu ORI-Project(浜松市データ連携基盤活用モデル事例創出事業)とは・
「Hamamatsu ORI-Project※」は、デジタル・スマートシティ浜松の実現に向けた取り組みで、官民連携でデータ連携基盤のユースケースの創出を図るものです。令和2年度から実施しており、第3期となる令和4年度は、浜松市が用意するデータ連携基盤を活用し、新しいサービスやアプリケーションの創出を目指す取り組みについて、事業構想支援及び有望案件の事業検証支援の2段階の支援を行うものです。
※Hamamatsu Open Regional Innovation Projectの略称です。ORIと織(おり)をかけ、遠州織物をはじめとした繊維の街・浜松で、糸を紡ぐように官民が連携し新たなイノベーションを起こすことを目指しています。
Hamamatsu ORI-Projectの詳細はこちら