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2022年06月07日

佐賀市において八千代エンジニヤリングが九州最大規模のグリーン電力証書発行事業を開始!
~ごみの焼却処理の更なる利活用で、脱炭素社会の実現を目指す~

この度、佐賀市において八千代エンジニヤリング株式会社(本店:東京都台東区、代表取締役社長執行役員:出水重光)は、国内で最先端のエネルギー利活用に取り組んできた佐賀市清掃工場にて、新たに「グリーン電力証書」を販売する事業を開始しました。佐賀市において実施する本事業によって、企業のカーボンニュートラルを支援し、脱炭素社会の実現を推進いたします。

 

本事業では、佐賀市がバイオマス発電(燃料は市域から回収した生ごみなど)を行い、当社が電力に含まれる環境価値を「グリーン電力証書」として発行します。グリーン電力証書の発行規模は年間5,500MWh相当(一般家庭1,000世帯分を脱炭素化できる量)を見込んでいます。設備容量では九州最大、自治体が携わるグリーン電力証書事業としては全国最大規模の発行量になる見込みです。


※ 二酸化炭素分離回収実証実験やバイオマス資源の有効活用などの取り組み(文末URL参照)

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・グリーン電力証書とは・

風力、太陽光、バイオマス(生物資源)などの再生可能エネルギーにより発電されたグリーン電力に含まれる環境価値を、証書発行事業者(当社)が第三者認証機関(一般財団法人日本品質保証機構)の認証を得て「グリーン電力証書」として発行し、取引を行います。グリーン電力証書を購入した事業者は、自社が事業活動を通じて消費した電力のうち、グリーン電力証書購入相当分をCO2排出量ゼロに置き換えることができます。


・背景・

日本は第六次エネルギー基本計画において、2050年までのカーボンニュートラル達成を宣言しており、企業や自治体がCO2削減の取り組みを急速に進めています。CO2削減の方法には、省エネ実施、再エネ導入などがありますが、それらに並ぶ取り組みが「環境価値の調達」(グリーン電力証書などの購入)です。各自治体レベルでゼロカーボンシティがさらに活発化していく中で、グリーン電力証書は、企業だけでなく個人の需要も高まってくると予想されます。

 

 

■佐賀市清掃工場

ごみの焼却処理に留まらず、そこで生み出されたエネルギーを利活用する複数の事業に取り組んでいます。電力は市内の公共施設112か所に供給し、熱は隣接する健康運動センターの温水プール用に利用しています。更に発生したCO2を分離回収し化粧品の原料となる藻類を培養する民間施設へ供給するなど、全国的にも最先端の取り組みを進めています。

 

「ゼロカーボンシティさがし」の表明について

https://www.city.saga.lg.jp/main/63908.html

 

清掃工場での取り組み

https://www.city.saga.lg.jp/main/44304.html

https://www.city.saga.lg.jp/biomass/waste_disposal/