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2023年06月12日

川崎市と公民連携でマレーシア国ペナン州における水資源管理プロジェクトを開始しました
―JICA草の根協力事業(地域活性化特別枠)を活用した取り組み―

川崎市(神奈川県、市長:福田 紀彦)および八千代エンジニヤリング株式会社(本社:東京都台東区、代表取締役社長執行役員:高橋 努)をはじめとした参加企業は、国際協力機構(JICA)の草の根協力事業(地域活性化特別枠)に『マレーシア国ペナン州における持続可能な資源循環型社会の構築に向けた水資源管理支援プロジェクト』を提案し、2020(令和2)年10月に採択されました。採択後、コロナ禍により中断を余儀なくされていましたが、この度2023(令和5)年4月よりプロジェクトを開始しました。

当社はこの取り組みにおいて、慢性的な水不足に陥っているペナン州における水資源の解決を支援いたします。

 

本プロジェクトの概要

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取り組みの背

マレーシア国ペナン州は、クアラルンプールに次ぐ規模の都市圏を形成し、国内有数のリゾートであるペナン島と、13.5kmの大橋「ペナンブリッジ」で結ばれている対岸のマレー半島にあるスブラン・プライ郡で構成されています。国内有数の港湾があり、同国第2の工業都市となっていますが、急激な人口増加および工業開発による都市用水等の水不足が顕著で、水資源開発による水供給の増加が不可欠な課題となっています。

02v2.png川崎市とマレーシア国ペナン州は、2005(平成17)年度の川崎国際エコビジネスフォーラムへのペナン州の参加を契機に信頼関係を醸成しています。また、2018(平成30)年度より川崎市の「グリーンイノベーションの案件創出に向けた研究会」でペナン州の水資源管理の最適化、水循環(再利用システム導入)に向けた議論を重ねています。

 

 










■JICA草の根技術協力事業(地域活性化特別枠)とは

途上国への貢献だけでなく日本の地域や経済の活性化にも貢献するwin-winの関係を築くことを目的とした、地方公共団体が主体となって提案・実施する事業で、地方公共団体や地域の企業の知見・経験・技術等を活用した海外展開と途上国の開発課題の解決との両立を目指し、政府開発援助(ODA)の一環として実施されるものです。

詳細はこちら ▶ https://www.jica.go.jp/partner/kusanone/index.html