八千代エンジニヤリング株式会社（代表取締役社長執行役員：高橋 努、以下「八千代エンジニヤリング」）、国立大学法人筑波大学（学長：永田恭介）、鹿島建設株式会社（代表取締役社長：天野裕正）、リテックエンジニアリング株式会社（代表取締役社長：田中 篤）は、内閣府の公募事業「先端的サービスの開発・構築や先端的サービス実装のためのデータ連携等に関する調査事業」に、八千代エンジニヤリングを代表者とする共同提案を申請し、採択されました。

本調査事業は、データ連携基盤を活用した橋梁の３次元点検を、身体に障がいのある方によるドローンの遠隔操縦により実施します。これにより、インフラメンテナンス分野における担い手不足対策および維持管理費の削減と共に、包摂的な社会と持続的かつ効率的なインフラメンテナンスの実現を目的とするものです。

■採択内容詳細

名　称      ： ドローンの目視外飛行等による、メンテナンス分野での障害者の活躍のための調査

                      ～包摂的な社会を実現するための次世代インフラサービス～

事業者     ： 【代表者】八千代エンジニヤリング株式会社

                       【構成員】国立大学法人筑波大学

                                           鹿島建設株式会社

                                           リテックエンジニアリング株式会社

実施エリア：茨城県つくば市

事業内容   ：      

①身体に障がいのある方による橋梁のドローン点検を実現するための技術的要件（点検資格、ドローン操縦資格等）の整理と模擬点検資格研修の実施

②インフラメンテナンスのデジタルツイン管理に求められる要素※1の整理と、橋梁の管理状態に関する情報※2をレイヤー表示した3次元モデルの構築

※１規模や状態により要求されるセンサデータ、 3 次元モデル等

※２ドローン点検による表面の画像データや振動センサから得られる橋梁の状態に関する情報、さらにはバス等の他業界との連携により得られる外部情報等

事業内容①のイメージ

事業内容②のイメージ

■「 スーパーシティ又はデジタル田園健康特区」と調査事業の詳細

「スーパーシティ又はデジタル田園健康特区」とは、内閣府が定めた国家戦略特別区域にて、「デジタル田園都市国家構想」を先導するものです。「住⺠が参画し、住⺠⽬線で、2030年頃に実現される未来社会を先⾏実現することを⽬指す」ための取り組みとなります。

「先端的サービスの開発・構築や先端的サービス実装のためのデータ連携等に関する調査事業」は、本年5月～6月に、内閣府が規制改革を伴う事業について公募したものです。「スーパーシティ又はデジタル田園健康特区」において民間事業者、大学等が行う先端的サービスやデータ連携等の社会実装に向けた調査を行います。規制改革およびデータ連携や先端的サービスの実施を通じて地域課題を解決していくことで、「デジタル田園都市国家構想」の実現につなげていきます。

▶詳細はこちら

内閣府国家戦略特区ホームページ　

https://www.chisou.go.jp/tiiki/kokusentoc/index.html

先端的サービスの開発・構築や先端的サービス実装のためのデータ連携等に関する調査事業についての詳細

https://www.chisou.go.jp/tiiki/kokusentoc/supercity/supercity_230707_cutting_edge.html

■本件に関する問い合わせ先