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2021年11月18日

TRAVIC Liteを研究開発中 ~スマートフォンで交通量調査が可能~

八千代エンジニヤリング株式会社(本店:東京都台東区、代表取締役社長執行役員:出水 重光)では、市販の機材を用いて撮影した路側から交通流の動画をAIで車種判別・交通量計測可能な 「TRAVIC」(以降、本サービスを「TRAVIC Pro」と称す。)に続き、「TRAVIC Lite」の研究開発を開始しました。


「TRAVIC Lite 」は、「TRAVIC Pro」で用いた技術を生かしつつ、スマートフォン上での動作処理を行うことで、リアルタイムでの解析が可能になります。この「TRAVIC Lite」の開発により、スマートフォンを用いて、必要な時に手軽に交通量を計測することができるようになります。


【TRAVIC Liteの特徴】

スマートフォンのカメラを用いた「リアルタイム解析」、撮影済みの動画をスマートフォンに入れて解析する「動画解析」の2通りの解析が可能です。

図1.png

また、通過カウントの精度は対象とする分類クラスや撮影環境等によって異なりますが、交通系3クラス「car、bus、truck」については、夜間道路での撮影、背後からの撮影、高所からの撮影等の撮影条件においても通過カウントが可能であることを確認しています。

図2.png
夜間の撮影動画の解析例


【今後の取り組み】

「TRAVIC Lite」は、様々な画像が含まれる公開データセットを用いることで、多様な撮影条件(例:夜間、背後)におけるオブジェクトの検出を可能としました。しかし、スマートフォンの性能によっては精度が低下する可能性もあり、多用なケースでの解析を行いつつ計測精度の検証につとめて参ります。

また、歩行者に着目し歩行者交通量、歩行経路、行動認識について解析する「TRAVIC Walk(仮称)」についても、研究を進めています。


■TRAVICについてはこちら

https://www.yachiyo-eng.co.jp/government/pickup/TRAVIC/


■過去リリース

「路側から撮影した動画よりAIを用いて車種別交通量を計測可能な「TRAVIC」にナンバープレート情報の読取り機能を追加」(2021/3/1リリース)

https://www.yachiyo-eng.co.jp/news/2021/03/post_534.html


「路側から撮影した動画より AIを用いて車種判別・交通量計測可能な 「TRAVIC」を開発」(2020/5/11リリース)

https://www.yachiyo-eng.co.jp/news/2020/05/post_478.html