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2023年09月07日

タイにおいてNST(National Science and Technology) Fair 2023に出展しました
―スマートガスネットワーク構想を発表―

八千代エンジニヤリング株式会社(本店:東京都台東区、代表取締役社長執行役員:高橋 努)は、811日~20日にタイで開催されたNSTNational Science and TechnologyFair 2023に出展し、CubiTan®を活用したスマートガスネットワーク構想を展示しました。このイベントは、タイ科学技術博物館主催で毎年8月に開催されており、近年は新型コロナウイルス感染症の影響で小規模なオンライン展示でしたが、今年は対面での開催となり、タイの科学技術関連機関や企業をはじめ、在タイの各国大使館などの様々な機関がパビリオンの展示を行いました。

開会式にはドーン副首相・高等教育科学研究イノベーション省(MHESI)アネク大臣が出席し、10日間の開催期間中にはタイ全土の教育機関から学生・職員・保護者が訪れ、老若男女問わず大勢の方々にCubiTan®を活用したスマートガスネットワーク構想の紹介を行いました。

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(左)日本パビリオンメンバーの集合写真   (右)CubiTan®の展示ブース






出展内容■

2.png本構想は、より快適な暮らしを創るため、スマートガスネットワークを構築するものです。

一般家庭で使用されるガスは、パイプラインを通じて気体のガスを供給する『都市ガス(メタンが主成分)』と、圧縮したガスをボンベに詰めて事業者が配送する『プロパンガス(プロパン・ブタンが主成分)』が用いられますが、日本でも都市部を除いた多くが後者の『プロパンガス』を使用しています。その背景には、メタンガスの液化はプロパンガスに比べて非常に難易度が高いという背景があります。そのため、ガスの配送には重く大きいガスボンベを利用する必要があり、その方式は約100年間変わっていません。

Atomis社が開発している次世代高圧ガス容器CubiTan®は多孔性配位高分子(PCP/MOF)を使用して、今まで圧縮が難しかったメタンガスをナノレベルでコントロールすることが可能です。これにより、今まで非常に重く大きいガスボンベの小型化・軽量化というイノベーションが実現します。

本構想では、弊社とAtomis社の共創により、「配送の最適・省資源化」や「残容量把握による利用者の利便性向上」によるパイプラインによらないガスのスマートグリッド構築を実現します。


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関連リリース■

■インドネシア「InaRI Expo 2022Indonesia Research and Innovation Expo 2022)」の出典(202210月)

https://www.yachiyo-eng.co.jp/news/2022/11/post_694.html


■次世代高圧ガス容器CubiTan®を開発したAtomis社と業務提携契約(20234月)

https://www.yachiyo-eng.co.jp/news/2023/04/post_698.html