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2024年02月19日

弊社が支援している立野ダムが完成式を行いました
―地質解析や基礎処理設計、貯水池管理に係る検討、試験湛水計画検討など幅広く支援―

八千代エンジニヤリング株式会社(本店:東京都台東区、代表取締役社長執行役員:高橋 努)が支援をしている、国土交通省 九州地方整備局が管理する初の流水型ダムの立野ダム(熊本県阿蘇郡~菊池郡)が、2024217日(土)に完成式を実施しました。立野ダムの完成により、白川沿川の洪水被害の防止や軽減を図る機能が発揮されます。また、洪水時の河川の最大流量の発生時間を遅らせる効果もあり、浸水が想定される場合でも、避難する時間を長く確保することができます。

弊社は1999年より立野ダムの支援を行っており、主に地質解析や基礎処理設計、貯水池管理に係る検討、試験湛水計画検討なども行っており、様々な側面で立野ダムの建設を支援してまいりました。

 

※流水型ダム:洪水調節のみを目的とするダムで、現在の川の高さとほぼ同じ高さに放流する穴を設置し、平常時には流水の貯留を行わないダム

写真左:試験湛水時の様子(2024年2月4日撮影)。写真右:完成式典の様子。

 

・弊社の支援内容・

弊社は1999年より立野ダムの支援を行っており、主に地質解析や基礎処理設計にかかわる側面で支援を実施しています。

  • 設計ならびに工事期間中の地質評価・解析
  • 基礎処理計画・グラウチングにかかわる検討・解析および評価
  • 地下水観測設備の設置、観測データ解析・評価
  • 土捨場検討設計 など

また、そのほかにも貯水池管理に係る検討、試験湛水計画検討なども行っており、様々な側面で立野ダムの建設を支援してまいりました。

さらに、20144月に発生した熊本地震の際には周囲の被災状況を踏まえたダムの工事用道路詳細設計なども行っています。

 

・立野ダムについて・

立野ダムは、熊本県阿蘇郡~菊池郡に位置し、曲線重力式コンクリートダムとして建設されています。白川上流に位置し、河川沿川の洪水被害を防ぐことを目的とした洪水調節専用ダム(流水型ダム)に分類されています。立野ダムは、南阿蘇鉄道の立野橋梁から眺めることができ、観光名所としても注目されています。詳細な情報は、国土交通省九州地方整備局立野ダム工事事務所のホームページをご参照ください。

また、弊社は南阿蘇鉄道の復旧にも貢献しています。詳しくは弊社のニュースページをご覧ください。今回、弊社の携わった第一白川橋梁が、立野ダムの試験湛水によりダム湖に浸かり、その様子は多くの観光客の目を楽しませていました。

画像
試験湛水時の第一白川橋梁
(2024年2月4日撮影)

 

▶立野ダムの詳細はこちら(国土交通省 九州地方整備局 立野ダム工事事務所のホームページ)
https://www.qsr.mlit.go.jp/tateno/

▶南阿蘇鉄道の復旧に関する弊社のニュースリリースはこちら

https://www.yachiyo-eng.co.jp/news/2023/07/post_714.html