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2024年07月31日

CubiTan®を活用したスマートガスネットワーク事業の社会実装に向けて、Atomis社へ出資しました
エネルギーの地産地消による社会課題の解決を進め、 インドネシアをはじめとしたASEANの持続可能な社会形成に向けた解を!

八千代エンジニヤリング株式会社(本店:東京都台東区、代表取締役社長執行役員:高橋 努、以下:弊社)は、このたび京都大学発スタートアップである株式会社Atomis(本社:兵庫県神戸市、代表取締役CEO:浅利 大介、以下「Atomis社」)に出資したことをお知らせいたします。


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・出資背景・

弊社は設立以来、国内外の社会インフラ整備を通じた社会課題の解決を図ってきました。近年では複雑多様化する社会課題に対応するため、自社技術の開発に加えて先端技術を有する企業との共創による新たな解の開発を推進しています。


弊社は、2022年からのAtomis社との連携により、世界に新たな持続可能性をもたらす一つの解として、新たなガス流通システム『スマートガスネットワーク』構想を進めています。Atomis社が開発するCubiTan®を活用したネットワークを構築することで、輸入エネルギー依存度が高い国において、自国生産が可能なガス資源をパイプラインに依存することなく利用するためのシステムです。これにより、エネルギー課題の解決および経済格差の抑制に資する社会システムを実装します。


弊社とAtomis社は2023年4月に『スマートガスネットワーク』の構築およびビジネスを推進するための業務提携契約を締結しました。また、2023年10月には弊社、Atomis社そしてインドネシア国立研究革新庁(通称:BRIN)の3者において、『スマートガスネットワーク』の実現に向け、インドネシアにおけるPCP/MOFの技術開発を推進する事を目的に、MOUを締結しています。


2024年9月には、CubiTan®の実機を使用した実証実験をインドネシア国内にて実施を予定していることから、弊社は本出資によりAtomis社の資金面でCubiTan®の開発および量産化を支えるとともに、連携体制を強固なものとし、『スマートガスネットワーク』事業を実装させていきます。


また、本件を皮切りとして、弊社は先端技術いわゆるディープテック領域のスタートアップ支援を通じた新たな解の提供を一層推進してまいります。


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スマートガスネットワークのイメージ


▶スマートガスネットワーク事業の詳細はこちらを確認ください

G20イベントに出展しました ―スマートガスネットワーク構想を発表―

スマートガスネットワーク構築のためAtomis社と業務提携契約を締結!

弊社はインドネシア国立研究革新庁(BRIN)および株式会社Atomisとの3者MOUを締結しました


・CubiTan®について・

次世代高圧ガス容器CubiTan®は、多孔性配位高分子(PCP/MOF)を使用して、今まで室温下での圧縮が難しかったメタンガスをナノレベルでコントロールが可能なガス容器です。これにより、今まで非常に重く大きいガスボンベの小型化・軽量化というイノベーションが実現します。
多孔性配位高分子(PCP)は金属有機構造体(MOF)と呼ばれ、京都大学高等研究院iCeMS北川進特別教授が1997年に世界に先駆けて開発したものです。金属と有機化合物が規則性を持ち連続的に三次元構造体を形成し、ナノレベルに制御された多孔性を有する物質の総称です。この分子はマルチファンクションを持つのが特徴で、この機能を利用し、幅広い産業での活躍が期待されています。

※PCP : Porous Coordination Polymer、MOF : Metal Organic Framework

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CubiTan®の概要


・Atomis社について・

Atomis社は、「気体を自在に操る世界を創る」をビジョンとし、高品質・低コストでPCP/MOFを製造する独自の合成法を有し、PCP/MOFを用いたアプリケーションの普及により、市場に新たな価値を提供することをめざすスタートアップです。

所在地 : 兵庫県神戸市中央区港島南町7-4-9
代表者 : 代表取締役CEO 浅利 大介(あさり だいすけ)
資本⾦ : 2,032,195,000円(資本準備金含む)
設 ⽴ : 2015年2月10日
URL  :https://www.atomis.co.jp/