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2026年09月17日
八千代エンジニヤリング株式会社(本店:東京都台東区、代表取締役社長執行役員:高橋 努)と株式会社Atomis(本社:兵庫県神戸市、代表取締役CEO:浅利 大介、以下「Atomis社」)は、2026年8月15日から23日にかけて開催されたタイ科学技術博覧会2026(Thailand National Science and Technology Fair 2026)(以下「NST Fair」)に出展しました。
NST Fairは、タイ王国高等教育・科学・研究・イノベーション省(MHESI)とタイ国立科学博物館(NSM)が主催するタイ最大級の科学技術分野のイベントです。政府系研究機関・民間企業・国際機関など多種多様な団体がパビリオンを出展し、期間中は、学生・保護者・教職員、政府・産業・学術機関など多岐にわたる参加者が来場しました。
MOF(多孔性金属錯体)の開発により、京都大学 理事(研究推進担当)・副学長・高等研究院特別教授である北川 進氏が2025年ノーベル化学賞を受賞されたことを受け、MOFに世界的な注目が集まるなかでの開催となりました。
・出展内容・
弊社とAtomis社はJapan Pavilion内の京都大学ブースに出展し、2025年ノーベル化学賞受賞技術であるMOFをコア技術として活用した革新的な次世代高圧ガス容器「CubiTan®」および、CubiTan®を核とした次世代型ガス供給ネットワークである「スマートガスネットワーク事業」を紹介しました。弊社にとっては、2023年の初出展以来、本年で4度目の出展となります。
8月15日の開会日にはタイ王国副首相兼高等教育・科学・研究・イノベーション省(MHESI)大臣であるProf. Dr. Yodchanan Wongsawat氏が展示ブースにご来訪くださり、本技術の社会実装への挑戦に、強い関心を示されました。
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(左)タイ国副首相兼MHESI大臣の来場 |
(右)CubiTan®の展示ブース |
・紹介した技術の詳細・
MOFは、金属イオンと有機配位子から構築される「ジャングルジム」のようなナノ多孔性材料で、極めて広い比表面積を持ち、ガスや二酸化炭素などの気体の吸着・貯蔵・分離が可能となり、多岐にわたる応用が期待されています。Atomis社は、北川特別教授が科学顧問を務める京都大学発のスタートアップとして、MOFの社会実装を長年にわたり牽引してきました。
CubiTan®は、このMOFをガスの吸着材として活用し、従来のガスボンベより低圧・大容量でメタンガスを貯蔵できる革新的な次世代高圧ガス容器です。ノーベル賞技術の社会実装となりえる事例として、ブースには例年を大きく上回る来場者にお立ち寄りいただきました。
弊社とAtomis社は、このCubiTan®を核とした「スマートガスネットワーク事業」を共同で推進しています。スマートガスネットワークは、パイプラインの敷設に依存せず天然ガス・バイオガスを機動的に配送する新たな仕組みで、LPG依存度の高いタイのエネルギー安全保障と脱炭素の両立に貢献します。
・タイでの事業展開の加速・
弊社およびAtomis社は、これまでNST Fairをはじめとする現地イベントへの継続的な出展を通じて、CubiTan®のタイ国内における認知拡大に努めてまいりました。2026年4月には、弊社、Atomis社、タイ国立科学技術開発庁(NSTDA)傘下のタイ国家エネルギー技術センター(ENTEC)の三者間で「エネルギー技術に向けた先端材料活用に関する協力覚書(MoU)」を締結しました。本年の出展は、締結後初の出展となり、タイでの取り組みを一歩前進させる機会となりました。
今後、弊社およびAtomis社は、ENTECとの三者連携を軸に、タイの国別削減目標(NDC)や電力開発計画(PDP)とも連動しながら、MOFを活用した次世代型エネルギー供給の社会実装を一層加速させてまいります。周辺地域への展開も視野に、日本発の先端技術による社会実装モデルの構築に力を入れて取り組んでまいります。
・関連リリース・
■弊社はタイ国家エネルギー技術センター(ENTEC)と株式会社Atomisとの三者MoUを締結しました(2026年5月)
https://www.yachiyo-eng.co.jp/news/2026/05/post_1029.html
■北川 進 京都大学特別教授(理事・副学長)の2025年ノーベル化学賞受賞について(2025年10月)
https://www.yachiyo-eng.co.jp/news/2025/10/post_948.html
■タイにおいてNST(National Science and Technology)Fair 2023に出展しました(2023年9月)