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事業と企業を変革するDXの取り組み

生産性向上と余裕時間の創出

DXは、「私たちの前進を何が阻んでいるのか」を洗い出し、デジタル技術やAIを道具として活用しながらプロセスの再構築を行うことです。効率化の先に見える「余白」の使い方は、品質向上や新規事業の立ち上げ、あるいは豊かな私生活の確保など多様にあります。そして同時に、社員一人一人がその「余白」の一部を使って、「次の時代のインフラのあり方」に取り組むことを期待しています。

技術管理本部長
眞間 修一

DX戦略

当社は、中期経営計画に基づくDX推進計画を5年前に策定し、現在は第3次中期経営計画に対応した「DX推進計画2.0」を推進しています。当社のDX推進は、既存事業である官公庁向け事業の改善・変革と民間向けの新規事業を創出する「事業DX」、社内の業務基盤構築やプロセス・制度を変革する「コーポレートDX」の両輪で構成しています。

「事業DX」では、デジタル技術やAIなどの新技術を活用し、官公庁向け事業におけるプロセス改善や提供価値を大きく変革するとともに民間向け事業での新規サービスの創出に取り組んでいます。「コーポレートDX」では、事業DXを支えるデジタル基盤やデジタルワークプレイス環境の構築、「データドリブン経営」のためのデータ活用基盤の整備、人事・会計制度の見直しなどを進めています。また、社員のデジタルスキル向上を推進するデジタルリスキリングにも注力しています。

TOPICS

事業DX マルチAIエージェントによる「橋梁の補修設計支援ツール」開発

データの有効活用による業務効率化や品質向上を目的に、独自生成AIモデル(RAG)やAIエージェント技術の開発を進めています。専門技術領域への適用第1弾として、マルチAIエージェントによる「橋梁の補修設計支援ツール」を開発し、特許を出願しています(特願2026-029082)。本ツールは、橋梁の点検調書に対して、損傷原因分析、最適な補修工法の自動策定や検証を行うものです。近年、収集されるデータは膨大な量となっており、その精査には多大なコストと時間を要します。また、補修工法の検討は、技術者の経験や知見に依存することが多く、品質のばらつきが生じやすい状況です。本ツールは、生成AIによる補修設計の標準化・効率化に寄与し、ベテラン技術者が不足する時代においても、若手技術者が高品質なアウトプットを可能とする環境構築を目指したものです。

橋梁の補修設計支援ツールのイメージ

コーポレートDX AI活用によるデータドリブン経営の推進

コーポレートDX推進の土台づくりとして、第64期(2025年7月~)より事務・営業部門においてもそれぞれの業務特性を反映させた「AIリスキリング」を進めています。AIを単なる知恵袋としてではなく、「間違いも犯すがレスポンスの良いパートナー」として認識し、データに基づいた業務効率化と品質向上に役立てるよう、社員が日々成長を続けています。また、第65期(2026年7月~)からは全業務の売上は進行基準を適用し、より適正な予算・執行管理に移行します。これにより、現場の自律的なマネジメントを促進し、より迅速かつ精度の高い意思決定を実現します。さらに、昨今のサイバー攻撃の激化に対応すべく、BCP構築に向けた検討を進めるとともに、IT基盤のセキュリティ強化にも努めています。

サイバー攻撃に対するBCP構築 ※Geminiで作成
サステナビリティ

ーESGの取り組みー