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技術創発研究所は、社会資本に関わる情報のデジタル化技術やデジタル情報のAI処理技術、社会資本の未来を予測する技術について研究し、勘と経験に依存した土木・社会資本整備からデータに基づく科学的な土木・社会資本整備「Civil Engineering 2.0」への転換を目指します。単機能から多機能な空間へ、定性的から定量的で予測的なインフラ配置へ導き、実空間・デジタル空間・時間の三軸で社会課題を捉え「新しい解」を創発します。
技術創発研究所長
天方 匡純
技術創発研究所の概要と強み
当研究所の強みは2点あります。第一に、当社のコア領域である土木技術ではなく、デジタル技術を中核に据え、急速に進化する領域にリソースを集中できる点です。第二に、技術の実装(出口)がリアルな実空間にある点です。屋外空間とデジタル空間を動的に連動させ、空間の配置や運用そのもの再設計することで、屋外空間に新たな付加価値と生産性向上をもたらします。この「デジタル×リアル」の統合領域そのものを主戦場としていることが当研究所の本質的な強みです。
※59期(2020年7月~2021年6月)、
60期(2021年7月~2022年6月)、
61期(2022年7月~2023年6月)、
62期(2023年7月~2024年6月)、
63期(2024年7月~2025年6月)、
64期(2025年7月~2026年6月)
未来を見据えた成長戦略
デジタルとの融合により、屋外空間には予測性・俯瞰性・連動性・遠隔性・自律性が付与されます。この空間のデジタル化やAI化により、台帳や地図の時代には不可能だった動的で実質的な空間運営が可能となり、社会資本インフラも「認識・自律」のフェーズへ移行します。当研究所は「屋外空間のデジタル化」をコア・コンピタンスと定め、1屋外空間の静的・動的情報のデジタル化と符号化、2独自のデータスペースの構築・運用、3デジタル空間のロバストな解釈、4ミクロとマクロの意思決定のサポート、といった要素技術群化を進めています。
AWARD
2025年度「応用地域学会奨励賞」受賞
経済集積を再現する空間経済モデルの研究活動全般が評価されました。例えば、従来モデルの限界を示し、交通網による経済活動の空間再編効果を適切に捉える手法の提示などです。これらの成果をもとに、社会資本の配置と役割を高度化し、地域経済の潜在力を引き出す国土づくりへの貢献を目指します。
技術創発研究所 シナリオ解析研究室
上席研究員
杉本 達哉
2025年度 土木学会「AI・データサイエンス奨励賞」受賞
河川護岸の変状を自動検出するスクリーニング技術が、革新性・将来性・社会性の観点から評価されました。今後は社会実装に向けた課題解決を進め、デジタルデータを活用した効率的かつ高度なインフラ維持管理の実現を目指します。
技術創発研究所 AI解析研究室
研究員
都築 幸乃
未来の移動体験を描く『TRAVIX Vision Book』
当研究所が推進するプロジェクト「TRAVIX(トラビックス)」の思想と未来構想をまとめた『TRAVIX Vision Book:移動の自由を、市民から』を公開しています。本書は、移動を単なる「手段」ではなく、人や地域を結び創造性を生む「価値ある体験」として再定義し、市民一人一人が自由かつ安全に移動できる社会像を提示します。具体的には、「モビリティ・デバイド(移動の格差)の解消」、「道路の役割転換による動的な都市形成」、「移動時間の価値転換」、「データによる防災力強化」の4つの視点から、実現可能なシナリオを描いています。
ーESGの取り組みー