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2026年08月03日
八千代エンジニヤリング株式会社(本店:東京都台東区、代表取締役社長執行役員:高橋 努、以下「弊社」)は、公益財団法人世界自然保護基金ジャパン(所在地:東京都港区、会長:末吉 竹二郎、以下、「WWFジャパン」)が2026年8月1日に公開した『流域のコレクティブアクション実践の手引き』(以下、「本手引き」)について、先行事例の調査およびレポートの作成を支援いたしました。
・コレクティブアクションとは・
コレクティブアクション(協働活動)とは、一つの流域に関わる企業・行政・地域などの多様な主体が連携し、流域における共通の課題解決に取り組むことを指します。気候変動と生物多様性の危機が同時に深刻化するなか、水は事業の持続可能性を支える基盤であると同時に、流域内の多様な主体に共有される財産です。そのため、自社拠点内の水管理にとどまらず、流域全体のリスク把握とステークホルダー連携による「ウォーター・スチュワードシップ(責任ある水利用管理)」が求められており、その中核にコレクティブアクションが位置づけられています。
一方で、国内の実践事例は依然少ないのが現状です。水リスクは自社の操業だけで完結せず、同じ流域を共有する利用者が相互に影響し合うため、単独の対応では限界があります。こうした状況を背景に、TNFD・CDP・SBTN・AWSといった主要な国際枠組みのいずれもが、企業にコレクティブアクションを求める動きが強まっています。
・本手引きについて・
本手引きは、世界100カ国以上で活動する国際的な環境保全団体「WWF」の日本拠点である「WWFジャパン」が、コレクティブアクションの重要性と実践の方向性を示したものです。流域でのコレクティブアクションを進めるための手順・考え方・事例がまとめられており、企業のサステナビリティや水資源管理のご担当者などを主な対象としています。弊社は、サステナビリティ分野・水資源管理における知見を活かし、その策定パートナーとして携わりました。
本手引きは、WWFジャパンのWebサイトよりダウンロードいただけます。
URL: https://www.wwf.or.jp/activities/lib/6338.html
・WWFジャパンからのコメント・
コレクティブアクションは、関係者が皆で集まって協力するといった概念的な捉え方では実行に至りません。流域の自然再生や地域貢献のために有効な「手段」として、行動に移す必要があります。
『流域のコレクティブアクション実践の手引き』では、コレクティブアクションの意義や概念だけでなく、実際の事例を紐解きながら、企業の取り組みとしての具体的なステップに落とし込んでいます。
企業がウォーター・スチュワードシップに取り組むなかで、ぜひ本レポートを活用いただき、水やそれを育む自然を回復させる効果的なアプローチとしてコレクティブアクションを実行し、流域・地域に貢献していくことを期待しています。
・弊社の貢献/今後の展望・
弊社は本手引きの作成にあたり、主に以下の3点において支援いたしました。
1.先行事例の調査・分析:
国内の先行事例4地域(熊本ウォーターポジティブ・アクション、Mother Lake Goals、黒部川流域ネイチャーポジティブ・プロジェクト、ネイチャーポジティブ那須野が原アライアンス)における自治体・企業・金融機関の取り組みを、ヒアリングなどにより調査しました。
2.ベストプラクティスと実践方法の整理:
事例分析から成功要因と共通課題を抽出し、ウォーター・スチュワードシップの実践編として整理しました。
3.レポートの作成支援:
流域における水・気候変動・生物多様性などのつながりを示す概念図、国際枠組みとコレクティブアクションの相関表、国内事例の位置図など、実務者の理解を促進する図表の作成支援と本文執筆支援を行いました。
弊社は、TNFDやCDPをはじめとする情報開示の支援から、水や生物多様性に関する現場での実装まで、一貫した支援を強みとしています。今後も、企業の水資源管理や流域でのコレクティブアクションを支援し、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
・サステナビリティNaviとは・
企業と地域の成長を叶えるサステナビリティ対応のパートナー「サステナビリティNavi」
URL:https://sustainability-navi.com

サステナビリティに関する主な支援テーマは、気候変動、水リスク、生物多様性です。これらのテーマに対し、調査・評価、方針・戦略策定、情報開示を中心にご支援します。また、調査結果を踏まえた企業ブランディングや企業・地域・行政の連携支援など、課題やニーズに合わせ、さまざまなご支援を行っています。